☆街、人、ファッション、デザイン、アート・・・ ミラノの日常をレポ−トします☆

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2008-12-25

Buon Natala! メリークリスマス



Buon natale!!!

ミラノは雨のクリスマスでした。

今年はアルトアディジェ(イタリアンチロル)地方からやってきた高さ40mもある大きなもみの木がドゥーモ広場に設置されました。華麗なイルミネーションが人々の目を楽しませてくれます。5年ぶりに修復工事を終えた大聖堂Duomoも凛々しい姿を光に浮かび上がらせています。

イタリアのクリスマスは家族で過ごすのがセオリー。家族によっては24日の夜のところもあるけれど、たいていの家庭は25日のお昼、みんなで集まり、ひたすら食べることになる。いわゆるPranzone(プランツォーネ)が永遠と繰り広げられます。

今年は、
みんなの行き先はやっぱりドゥオーモ広場。2003年来の修復工事を終え、ようやく
前菜、プリモ2皿、メイン2種、デザート、、、イタリアでは「食」が人生において非常に重要な位置をしめ、食べる事が大好きなイタリア人。何かあると、必ず「何を食べるか?」あるいは「何を食べたか?」が一番の話題になるのだが、中でもクリスマスの食卓は重要。クリスマスか結婚式か、というくらい数々のお皿が用意され、見事なクリスマス料理が食卓に並ぶ。そしてたっくさん食べ続けるのです。


明日はサント・ステファノの日、もう一日お休みです。

聖ステファノはキリスト教の最初の殉教者(らしい)。クリスチャンではない私は今ひとつ詳しくないのですが、イタリアには聖人カレンダーなるものがあり、365日すべてに聖人が存在するのです。12月26日は聖ステファノの日。まぜかこの日だけ全国的に祝日とされています。

他には、各都市の守護神である聖人の日がそれぞれの町で祝日となります。例えばミラノはサンタンブロージョ(12月7日)です。ヴェネツィアは聖マルコ(4月25日)、ローマは聖パウロ(6月29日)。フィレンツェは聖ジョヴァンニの日(6月24日)といった具合。

とりあえず、明日は全国のステファノさんに「おめでとう!」と声をかけつつ、食べ過ぎのお腹を休める休養日になりそうです。

2008-12-15

Mille Luci Natalizie クリスマス・イルミネーション


☆ようやく点灯☆

例年11月半ば、遅くともクリスマスの一ヶ月前には点灯するイルミネーション。
今年は不景気の影響か、すっかり準備はできているのに、12月に入ってもなかなか点灯されず、いつかいつかと待ちわびる日が続いた。

そして、12月3日。仕事を終えて外へ出た私の目に、キラキラキラと輝く通りが映った。ようやくだ〜!!これで、一気にクリスマスの雰囲気を盛り上がってくる。

今年はプレゼントは控えめに・・・という声が多く聞こえ、クリスマス商戦の話題は今ひとつ精細を欠くものの、やっぱり光のイルミネーションは素敵☆

メインはやっぱりドゥオモ広場。40mtのもみの木(ほんもの)がで〜んとドゥオモの前に据えらた。すぐ横のヴィットーリオ・エマヌエレ2世ガレリアの内部はブルーのプラネタリウムがキラキラと輝いている(去年からの仕掛け)。

モンテナポレオーネ&スピガ通り。こちらは最近めっきり日本人のお買い物客が減り、もっぱらロシアや中東からのお客様で賑わっていたものの、ここにきてやや静か。とはいえ、やっぱりクリスマスシーズンは賑わっている。行き交う人の服装のみならず、買い物袋のブランド名と数が気になる私。やっぱり職業病、、、

スピガ通りは私の一番お気に入り通り。いつもは光のアーチが並ぶのだが、今年は趣を変え、一面にライトがちりばめられた光の絨毯が続く。石畳の通りにぼんやりと光をかざす街灯、湿った空気にきらめくイルミネーション、小ぶりのツリーに赤いリボンがとってもシック。


さてさて、今年の新たなイルミネーション企画としては
*イルミネーションで全身覆われた(トラム)路面電車
*スフォルツェスコ城のライトアップショー
が新たに登場。不況で沈みがちな市民の気分を盛り上げようという試みか。。。
まあ、いずれにしてもきれいなモノを見るのは気分がよいので、楽しみといてば楽しみ☆